【映画】ルーム「はじめまして、世界。」
先日、映画「ルーム ROOM」を観ました。
小さく狭い[部屋]で、5歳の誕生日を迎えたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。ママ(ブリー・ラーソン)は、「この部屋の外にも世界があるの」と話はじめた。
閉じ込められてきた[部屋]で生まれ育ち、[部屋]以外を知らない息子に、本当の[世界]を見せるため、脱出計画を図るママ。息を殺して望む計画は、果たして成功するのか?そしてその先にある、衝撃の[世界]とは――! ?
狭い世界を当たり前だと思い、その中でだけで生きてきたジャック。
初めて”外の世界”を見たときの、その世界の美しさ。
日常の中に埋もれてしまえば、ただ風景でしかないのに
世界はなんて綺麗なんだろう、そう思わされる演出でした。
そして新しい外の世界へ飛び出したジャックの戸惑いと成長。
人は本当に強いものなのだと、その小さな背中で語っているようでした。
人はみんな自由に動けて、
今はあらゆる交通手段もインターネットも普及しているために
どこへでも行けるような感覚になります。
私たちの”体”は自由に動き回れても、”心”はどうでしょうか?
自分はこんな人間だ、
これが自分の限界だ、
そんな風に自分を小さい”部屋”に閉じ込めてしまってはいませんか?
本当のあなたの心はとても大自由なものです。
今いる世界を当たり前だと思っていると、
外に飛び出すことは、はじめは戸惑い、反発したくなるかもしれません。
しかし、誰もがこの映画のジャックのように
今まで自分がいた部屋の狭さに気がつき、
その部屋に愛を込めて別れを告げ、大きな世界を自由に生きることができるようになるのです。