映画「怪物はささやく」を観て。
先日観た映画「怪物はささやく」の話。
あらすじ
12歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している”真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるー。
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ここからはネタバレを含みます。
正直、最後の母親との対峙シーンは一瞬意味がわからなかったんです。
「母親と別れたくない、いなくなって欲しくない」
え、そんなの当たり前じゃない?何を今更??と。
そこで一瞬考えて
「あ、少年は一度もそれを表現してこなかったのか」
と気が付きます。
すると物語全体を通しての少年の言動の見え方も変わってくるのです。
私たちの生活にも、怒りや理不尽さを感じることがたくさん溢れています。
でも本当はそれら自体に問題があるのではなく
怒りを感じる自分の心の奥底に
本当はもっと解決したい感情があるのかも知れません。
それは、淋しさだったり悲しさだったり。
でもそれは満たされないものだと、自分でも気がつかないうちに諦め、フタをしてしまっている。
諦めてもフタをしても、無くなるわけではありません。
怒りへと形を変えて姿を現してくるのです。
少年が家を破壊し、同級生を殴りつけたように。
「怪物はささやく」の物語でも最終的に
母親が亡くなるという現実は変わりません。
でも、少年が自分の心に向き合い素直に表現することで
世界が優しくなりました。
自分の心の奥底の本音を打ち明けることは
とても勇気がいることですね。
しかし確実に世界が変わります。
あなたは心の中に
どんな気持ちを抱えていますか。
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