幸せの本質
人は誰しも幸せに生きたいと思っています。
では、幸せとはなんでしょうか?
「○○がやりたい!」
「○○が欲しい!」
その欲求を満たすことを原動力に今までの私たちは
仕事や日常を頑張ってきました。
しかしこの原動力をはたらかせ続けることが
現代社会では難しくなってきています。
やったところで大したことない、意味がない、
やる気が出ない、
最初は熱くなっても長く続かない
これが本当に自分のやりたいことなの?
そんなモヤモヤを抱えている若者も増えてきています。
モヤモヤの正体は一体なんなのでしょうか?
「○○がやりたい!」
「○○が欲しい!」
というモチベーションは、
産業革命以降の、
ものがないところへ新しい商品やサービスを開発され、生み出されていた頃のモチベーションを
そのまま引きずってきてしまっています。
世の中にはすでにあらゆる商品やサービスがあふれています。
すでに供給過剰となっていて、
たいていのものはすぐに手に入ってしまいます。
そんな中で、
「○○がやりたい!」
「○○が欲しい!」
というモチベーションで動き続けるのが難しくなるのも、当然のことと言えるでしょう。
やる気が出ないのも熱くなれないのも
あなたの性格や能力の問題ではありません。
泳いでいる海がものに溢れていてニーズがない状態なので
その海を泳いでいるお魚にやる気が出ないのは当然なのです。
商品やサービスの分野ですでにニーズがなくなっているのであれば、
どんなニーズを持つべきなのか?
今までの
「○○がやりたい!」
「○○が欲しい!」
というニーズを「高さの幸せ」とするならば、
これからは「深さの幸せ」の追求が始まります。
「深さの幸せ」とは、
問題意識を発見し、その問題意識と出会うことで生まれる理想、
その格差から「問題を解決したい!」というニーズです。
問題意識は、
一人一人が生活し、生きている中での経験や出会いがあるからこそ生まれてくる
その人にしか得られないものです。
その問題意識が深ければ深いほど
理想へと向かうためのエネルギーも強く
自分や周りの人々、さらには社会を動かすエンジンとなります。
一人一人が自分の問題意識を明確に持ち
それに取り組み、問題解決していくことで
次の時代を作り、一人一人が英雄となる時代なのです。
個人の問題、関係性の問題、組織・チームの問題など
問題にあふれた現代では
誰しもが英雄となれる時代です。
あなたは、どんな問題意識を持っていますか?